伊勢神宮内宮（ないくう）で1月11日、伊勢神宮の別宮や摂社、末社、所管社の計125社の神々が一堂に集い「新年の大宴会」をするとされる祭典「一月十一日御饌（いちがつじゅういちにちみけ）」が行われた。

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　第1部は、正殿前東の四丈殿（よじょうでん）で神職全員が参列し神様に御饌を供える。その後、神楽殿東にある五丈殿（ごじょうでん）に会場を移し第2部の「余興」が始まる。

　「小忌衣（おみごろも）」といわれる平安時代の衣装を着け、「おいかけ」といわれる冠の左右に馬の尾の毛を束ね半月形にひらいた独特の飾りを着けた神宮楽師たちが、駿河の国の海辺に舞い降りて水浴をする天女の姿をイメージして振り付けられたという平安時代から伝わる「東遊（あずまあそび）」を笛や篳篥（ひちりき）、琴の調べに合わせて歌を歌い、腰に太刀をつけた舞人たちが舞った。

　今年の伊勢神宮内宮・外宮の正月3日間の参拝者数は、内宮＝32万7244人（昨年は32万394人）、外宮＝16万3194人（同16万3628人）、計49万438人（同48万4022人）だった。