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「ぼくもいくさに征くのだけれど」-伊勢出身の戦没詩人「竹内浩三」脚光浴びる

伊勢市吹上

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「ぼくもいくさに征くのだけれど」 街はいくさがたりであふれ どこへいっても征くはなしかったはなし 三カ月もたてばぼくも征くのだけれど だけどこうしてぼんやりしている ぼくがいくさに征ったなら 一体ぼくはなにするだろうてがらたてるかな だれもかれもおとこならみんな征く ぼくも征くのだけれど征くのだけれど なんにもできず 蝶をとったり子供とあそんだり うっかりしていて戦死するかしら そんなまぬけなぼくなので どうか人なみにいくさができますよう 成田山に願かけた この詩は、伊勢市(旧宇治山田市)出身の詩人・竹内浩三が三重県久居町の中部第38部隊に入営(1942年10月)前に書いたものとされる。

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