伊勢志摩で地域密着イベント「音しゃい祭り」-地元の若者らが企画

伊勢志摩の若者たちが企画運営する地域密着イベント「音しゃい祭り」昨年のフィナーレの様子。

伊勢志摩の若者たちが企画運営する地域密着イベント「音しゃい祭り」昨年のフィナーレの様子。

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 伊勢志摩の若者たちが企画運営する地域密着イベント「音しゃい祭り」が8月31日、三重県営サンアリーナ(伊勢市朝熊町)で開催される。主催は音しゃい祭り実行委員会(TEL 0599-26-6363)。

昨年の「音しゃい祭り」の様子。

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 今年で3回目となる同祭は、伊勢志摩最大級のフリーマーケットやコンサートイベント、バイクやバスケット、スケートボードなどのスポーツパフォーマンスイベントのほか、特産品販売や飲食店などが出店する。「伊勢のまちを元気にしたい」「何か大きなことをしたい」という思いから、伊勢志摩に住む20代の若者らが企画、昨年は約3万人が来場した。

 今年のテーマは「ありがとう」。約2カ月かけ作った「ありがとうの木」のオブジェを会場の真ん中に設置し、来場した子どもたちとともに木片にメッセージを書き込み、その木片を「ありがとうの木」につるし完成させる。「ありがとうの種」(数種類の花の種)を入れた約300個のエコ風船を飛ばし、フィナーレを締めくくるイベントも準備する。

 そのほか、「エコを心に」という思いで、巨大ドームテントやエコステーションを設置した「エココロニー」コーナーにも力が入る。エココロニーではゴミを出さないイベントを目指し、アルミ缶、スチール缶、ペットボトル、ボトルキャップなどの資源ゴミを分類し、それぞれ売却、NPO法人「世界の子どもにワクチンを日本委員会」(JCV)ワクチンを購入する費用に充てる。コンサートステージでは、志摩出身ヒップホップグループ「DAZZLE 4 LIFE」が演奏を披露。

 エココロニー担当の福田太志さんは「当日は京セラの太陽パネルや中部電力の人力発電機、パタゴニアの商品展示などエコを感じてもらえるブースも用意する。1人分のポリオ(小児マヒ)ワクチンは20円で買えるが、その20円をボトルキャップなど、捨てられるはずだった『ゴミ』で購入することに意味がある。小さなことから始めて大きな波紋となって広がっていけば」と期待を寄せる。

 開催時間は10時~17時。雨天の場合はメーンアリーナ(室内)で開催する。

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