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志摩・合歓の郷の伊勢エビ料理「満月の奇跡」の名付け親は安倍総理大臣

志摩・合歓の郷の伊勢エビ料理「満月の奇跡」の名付け親は安倍晋三内閣総理大臣

志摩・合歓の郷の伊勢エビ料理「満月の奇跡」の名付け親は安倍晋三内閣総理大臣

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 今年45周年を迎えた総合リゾート施設「合歓の郷(ねむのさと)ホテル&リゾート」(志摩市浜島町、TEL 0120-207-808)の和食堂「磯笛」で裏メニューとして提供している伊勢エビ料理「満月の奇跡」の命名が、12月26日に第96代内閣総理大臣になったばかりの安倍晋三さんによるものだとわかった。

安倍晋三内閣総理大臣命名の伊勢エビ料理「満月の奇跡」

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 「満月の奇跡」は、「元」総理大臣だった安倍さんが2009年3月8日に同施設を利用し宿泊した際、夕食のメニューとして、同ホテルの中西眞総料理長が提供したもの。中西さんは当時をこう振り返る。

 「安倍さんの夕食メニューとして通常の伊勢エビ料理を提供する予定だったが、その日の朝水槽の中で脱皮したての伊勢エビを見つけたので急きょ、この伊勢エビを料理に使おうと決めた」

 「安倍さんにお出ししたところ、おいしく召し上がっていただき喜んでいただいたので、伊勢エビは年2回満月のころに脱皮し成長します。ちょうど3日後(3月11日)が満月に当たるからでは。と説明すると、納得され『奇跡だね~』とつぶやいた」と続ける。

 そこで中西さんは「私からお願いがあります。この伊勢エビ料理は、今回初めてお客様にお出ししたのですが、まだ名前が決まっていません。命名していただけますか?と安倍さんにお願いすると、少し考えて『満月の奇跡はどうですか』とすぐに答えていただき名付けていただいた」と話す。

 「満月の奇跡」は、脱皮した伊勢エビを2つに割り、油でカリッと揚げたあと蒸し、中西さんオリジナルのソースを掛け、合歓農園で取れた野菜を伊勢市二見町で作る「岩戸の塩」でサッと茹で付け合せた。

 同ホテルのリニューアルオープンに合わせて来年4月1日から、同レストランの「会席コース」として「満月の奇跡」を提供する。メニューは、旬のアワビや地元で取れる魚介類などを使った限定50人分の会席コース「旬の鮑と脱皮伊勢海老『満月の奇跡』会席」(仮名)、価格は1人分=10,500円~15,750円を予定する。

 中西さんは「脱皮したばかりの伊勢エビの確保が難しいため『満月の奇跡』はこれまで、常連客や特別な日を過ごす客などにホテルからそっと勧め提供する程度の『特別限定料理(裏メニュー)』だった。今回、リニューアルオープン記念のために脱皮伊勢エビを一生懸命確保しているので、この機会にご賞味いただければ」とPRする。「総選挙前までは『名付け親は元総理大臣の安倍晋三さん』と『元』がついていたが、現在は正真正銘の内閣総理大臣になられたので堂々と命名のエピソードも客に紹介できる(笑)」とも。

 同施設は、来年1月7日~3月31日までの期間、改修工事を行うためホテル営業を休止する。そのほかのアクティビティー施設および温泉館「夢の舎」は通常営業。

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