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伊勢角屋麦酒、国際ビアカップで最多の12部門で入賞-金賞も2つ

伊勢角屋麦酒、国際ビアカップで最多の12部門で入賞-金賞も2つ(写真は「インターナショナル・ビアカップ2014」の表彰式の様子。右が出口善一さん、左が金沢春香さん)

伊勢角屋麦酒、国際ビアカップで最多の12部門で入賞-金賞も2つ(写真は「インターナショナル・ビアカップ2014」の表彰式の様子。右が出口善一さん、左が金沢春香さん)

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 9月10日・11日に横浜の大桟橋ホール(横浜市中区)で行われた「インターナショナル・ビアカップ(The International Beer Cup)2014」で、「伊勢角屋麦酒(イセカドヤビール)」が製造するクラフトビール(地ビール)が大会最多の12部門で金銀銅の入賞を果たした。

「伊勢角屋麦酒」金賞受賞の「インペリアルレッドエール」銀賞「ペールエール」「スタウト」銅賞「ブラウンエール」

 「伊勢角屋麦酒」を製造・販売する二軒茶屋餅角屋本店(伊勢市神久6、TEL 0596-21-3108)は創業1575(天正3)年。およそ440年前の戦国時代に伊勢神宮への参拝客をもてなす茶屋からスタートし、全国の銘菓分類では6番目に古いきなこ餅の「二軒茶屋餅」をメーンに、みそやしょうゆなどを製造・販売する。1997年に新事業として同社21代目に当たる鈴木成宗(なりひろ)社長が「伊勢角屋麦酒」ブランドを立ち上げ、醸造を開始。クラフトビールファンからは「伊勢角(イセカド)ビール」の名で親しまれている。

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 同大会は、アメリカ、オーストラリア、ベルギー、フランス、チェコなど海外から28人、計48人の審査員が、国内外98のブルワリー(内海外15カ国28ブルワリー)から出品された327銘柄(内海外80銘柄)のクラフトビールを審査する国際大会。第1回大会は1996年に行われ、世界で3番目の歴史を持つ。今回が19回目。同大会後、一般客が各銘柄を試飲できるイベント「ジャパン・ビアフェスティバル」が開かれる。

 「伊勢角屋麦酒」金賞には、ボトル缶・ハーブおよびスパイスビール部門で「ヒメホワイト」とケグ・アメリカンスタイル・アンバー/レッドエール部門で「インペリアルレッドエール」の2銘柄が選ばれた。

 「ヒメホワイト」は、鈴木社長が伊勢神宮別宮の「倭姫宮(やまとひめぐう)」近くの森の中にあった野生の酵母を三重大学で約半年間、DNA解析などを行ってできた酵母「KADOYA 1」で造ったビール。「インペリアルレッドエール」は苦味を表す国際単位IBUが85もあるビール。醸造を担当するブルーマスターの出口善一さんは「インペリアルレッドエールは、口に含んだ時はボディー感とモルト感で甘くふくよかな味わいで最初はそれほど苦味を感じないが、喉元を過ぎてから苦味がどっと押し寄せてくるビール」と説明する。

 鈴木社長は「昨年からこの大会に懸けて工場の製造工程や生産ラインなどを改善し臨んだだけに、これだけの数の受賞はとてもうれしい。ビールのオリンピックといわれるWBC(World Beer Cup)や ビール界のオスカーといわれるIBA(The International Brewing Awards)などのビックタイトルでも金賞を取りに行きたい」と意欲を見せる。

 銀・銅賞は以下の通り。銀賞=「ペールエール」「マンデリンフレンチコーヒースタウト」「スタウト」、銅賞=「タチバナ アンバー」(ボトル缶とケグの両部門で)「Sunrice JPA」「ヒカリ・エール」「ペールエール」「ヴィックシークレットIPA」「ブラウンエール」。

 同社の直営店「麦酒蔵(びあぐら)」(同)では、受賞の報告を受けすぐにドリンクメニューに受賞歴を表記し一新。現在「インペリアルレッドエール」や「スタウト」など6銘柄の受賞ビールを飲むことができる。価格は、ミニグラス(300円)、グラス(390円)、ラージグラス(590円)、ジョッキ(820円)、ピッチャー(2,050円)。営業時間は11時~15時、17時~23時。

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