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伊勢で4年過ごした静岡出身27歳の女性写真家がモノクロ写真集出版

伊勢で4年過ごした静岡出身27歳の女性写真家がモノクロ写真集出版

伊勢で4年過ごした静岡出身27歳の女性写真家がモノクロ写真集出版

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 三重のローカル季刊誌「NAGI凪」の記者・カメラマンとして活躍する田山湖雪(こゆき)さんが3月1日、モノクロフィルムで撮った写真集「三重ワンダーランド」を出版した。

【その他の画像】田山湖雪さん初の写真集「三重ワンダーランド」

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 伊勢で4年間暮らし「月兎舎(げっとしゃ)」(伊勢市馬瀬町)に勤務する田山さんは静岡県藤枝市出身の27歳。2011年、東京造形大学(東京都八王子市)デザイン学科で写真を学び卒業後、同社に入社した。休日には愛用の中判カメラ「Mamiya(マミヤ)7」を片手に三重県内の各地に出掛ける。4年間で撮影した枚数は1万1200カット以上。自宅には暗室も作ったという。

 同誌の取材で紀北町紀伊長島を訪れた際、同誌発行人の吉川和之さんからスナップ用にと予備のカメラを渡された。「記事用の写真を撮る吉川さんと、気の向くままにレンズを向ける私。同じ風景を見ていたはずなのに撮れた写真は全く違っていた。その移住者ならではの感覚のズレ(視点)を面白がってくれて、次号の2012年夏49号目からの連載ページ『コユキの三重ワンダーランド』が始まった」と振り返る。田山さんは今年3月末で退社するため、連載は3月1日発行の60号が最後となる。

 写真集は、連載ページで紹介した写真のほか、これまで撮りためた6000枚の中から伊勢、朝熊岳(あさまがたけ)、二見、五ヶ所湾、神島、熊野、尾鷲など県内11カ所で撮った60点を選んだ。

 「2年前に熊野の花の窟(はなのいわや)神社の御縄掛け神事を見た時、ご神体の岩から延びる綱を小さい子もおばあちゃんもみんなが一緒になって引いていた。昔から行われている祭りにこれからもずっと続けられるであろう未来でも、全てがこの綱でつながっているのだと感じた時、畏敬の念を抱いた。その過去、未来、現在をつなぐ『際(きわ)』のような部分を写真で表現できれば」と田山さん。「三重に住む人や若い人に見てもらいたい」とも。

 3月19~24日には、アートスペース「VOLVOX(ボルボックス)」(津市栄町)で写真展を開く。21日は同大学教授で多気町出身の恩師・中里和人さんとのトークイベントも行う。

 写真集は、A5判80ページ、価格は1,620円。県内の主要書店、ネットショップで販売している。

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