伊勢神宮内宮（ないくう）の門前町にあるおかげ横丁（伊勢市宇治中之切町）一帯で9月16日から、招き猫など猫にちなんだ小物や作家の作品を集めた「来る福招き猫まつり」が開催される。

【その他の画像】伊勢・おかげ横丁「来る福招き猫まつり」

　今回で29回目を迎えた同イベント。招き猫の愛好家団体「日本招猫倶楽部」が1995（平成7）年、9月29日が「来（9）る福（29）（くるふく）」と縁起良く読めることから「招き猫の記念日」として制定したことから、この日を中心に、招き猫の現代作家展や招き猫絵付け教室、全国郷土玩具招き猫展などのイベントを毎年開催。「今年は29（ふく）回目なので、福が重なる縁起の良い年。いつも以上に福がいっぱい」と、おかげ横丁を運営する伊勢福催事企画部・広報担当の大谷和佳子さん。

　「卯辰（うだつ）が上がる福招き」をテーマに招き猫現代作家11人による「招き猫現代作家展」を開催。28日・29日には巨大な「招き猫の山車」が15年ぶりに復活し、おはらい町通りを巡行する。最終日の29日には、おかげ横丁入り口の常夜灯前で9時29分から地元の氏神でおはらいを受けた「吉兆招福鈴」を929人に授与する。

　大谷さんは「おかげ横丁内の飲食店では期間限定メニューを提供する。限定メニューの注文客に先着で招き猫まつり限定デザインの小皿を進呈しているが、毎年デザインが違うことから、小皿目当ての常連も多い。招き猫1万体が歓迎しているので、ぜひ足を運んでいただければ」と呼びかける。

　開催時間は9時29分～17時29分。今月29日まで。