志摩スペイン村パルケエスパーニャ（志摩市磯部町）が4月22日で30周年を迎えるのに合わせ、2月10日、アニバーサリーイベント「志摩スペイン村 30 周年 Buen viaje!（ブエン ビアヘ） きっと再発見」が始まった。

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　イベントは来年1月13日までの332日間、開催するもの。スペイン語の「ブエン ビアヘ」は「よい旅を」を表す言葉で、同施設の「新たな魅力を再発見してもらえるように」とテーマにした。

　人気のパレードは「エスパーニャカーニバル『ブエン ビアヘ』」とタイトルを変え、旅をテーマに10年ぶりに一新。フラメンコショー「オペラ・プリマ」は舞踏家で振付師のダニエル・ドーニャさんが振り付けを担当し、フラメンコの過去・現在・未来をテーマに一新した。

　昨年初めてVチューバーを起用して話題を集め集客にもつながったことから、2月10日～5月10日、昨年に引き続き周央（すおう）サンゴさんと、新たに壱百満天原（ひゃくまんてんばら）サロメさんをバーチャルアンバサダーに任命。コラボイベントの開催やコラボグッズの販売に力を入れる。

　コラボイベントは、2人のVチューバーが描いた絵皿を巡るラリー。4枚の絵皿をパーク内で見つけるとオリジナルステッカーがもらえる。参加費は1,500円。「カンブロン劇場」の大型スクリーンでは、Vチューバー2人によるクイズやスペイン語講座から成る特別映像「サンゴとサロメの丸ごとエスパーニャ！」を上映。昨年好評だった「周央サンゴと見る空とぶドンキホーテ」も再上映する。

　新店舗のチュロス専門店「チュレリア」では「チュロサンデー」（1,000円）が、カフェ「ミ カサ」では「パンケーキ」（1,800円）と「ラテ」（700円）が、それぞれサンゴさん、サロメさんをイメージしたコラボメニューに。そのほか、ぬいぐるみやキーホルダーなど全18種類のコラボグッズを用意した。

　志摩スペイン村村長で社長の影山豊さんは「壱百満天原サロメさんは周央サンゴさんの3倍のフォロワーを持つVチューバー。昨年はカンブロン劇場が毎回満席になったほか、2月の平日の雨にもかかわらず4000人がパークに押し寄せた。チュロスやグッズを購入する人の列が長く、最近の志摩スペイン村では見たこともないような光景が続いた。3月のホテル志摩スペイン村の宿泊者が29年間で3月としては過去最高の1万3130人になった。パークへの入園者数は2019年の84万9000人を上回る87万8000人とV字回復。これもひとえに周央サンゴさんのおかげ。それに味をしめて、またコラボをするので、来園いただければ」と話す。

　同パークの粕本源秀専務は「30周年コラボイベントとして、第1弾が周央サンゴさんと壱百満天原サロメさんのイベント、第2弾がヤバイTシャツ屋さんによる2日間貸し切りのライブを予定。第5弾まで用意しているので、楽しみにしていただければ」と呼びかける。

　1994（平成6）年4月22日開園の同施設。1997（平成9）年4月18日に1000万人、2002（平成14）年3月10日に2000万人、2007（平成19）年11月6日に3000万人、2014（平成26）年10月4日に4000万人、2022年12月24日に5000万人の入園者を達成している（入園者数は、同園と同ホテル、温泉施設「ひまわりの湯」の合計）。