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伊勢のそば店「才屋」、地元客増える−香り豊かな新そばが拍車
(2007年10月17日)
横浜元町の一茶庵(いっさあん)片倉英統さんの門下生として修行し、昨年4月6日にオープンしたそば屋「蕎麦切り才屋(さいや)」(伊勢市宇治今在家町、TEL 0596-25-0677)が、今年6月に地域誌に取り上げられて以来、地元客が増えている。
同店は伊勢神宮内宮への参道沿いに店を構え、有機栽培減農薬のそば粉を北海道旭川・滝川・空知、福島県山都、栃木県馬頭、長野県開田などの産地から、水は車で5分ほど行った五十鈴川の上流からくんできたものを使用するなど食材にもこだわった店として月に7回も通う常連もいるほどのそば通の店。天ぷらそば(1,900円)の天ぷらの食材には冷凍ものは一切使わず、志摩や伊勢湾で揚がった新鮮なアナゴやトビウオなどを使用し、いいネタがなければ提供しないなど、その姿勢は徹底している。
明治から昭和にかけて豆腐屋を、江戸時代には宿屋を「才屋」の屋号で営んでおり、同店店名はそれを引き継いだもの。店舗は江戸時代に建てられた築約150年の建物をリビルドし、和風の趣のある店内に仕上げている。店内横には店主・小野浩さんの自家用車のガレージがあり、1949年製のジャガーXK120のクラシックオープンカーがガラス越しに見える演出も。
オープンした昨年5月に全国誌「自遊人」のそば特集で三重県で唯一選ばれたことから観光客や県外のそば通の人の間で話題になり、その後、地元紙「NAGI」でも紹介され、さらに今年に入り「伊勢人」のそば特集で大きく取り上げられ、1割だった地元客が5割近くになったという。
小野さんは「この地域は伊勢神宮を流れる五十鈴川水系の水を上水道に使っているので、水は申し分なくおいしい。そば打ちに使用する水はさらにきれいな上流の水を使用しているので違いがわかる人にはわかってもらえるはず。11月下旬まではそば粉を北海道産、福島産、長野産と新そばに合わせて仕入れ、香り豊かな新そばを楽しんでもらえるので気軽に来店いただければ」と話している。
そばメニューは、「せいろ(盛りそば)」(1,000円)、「粗挽きそば(10割そば)」(1,100円)、「かけそば」(1,100円)、「つけとろせいろ(伊勢芋のとろろそば)」(1,500円)など。テーブル=6卓、席数=16席。営業時間は11時〜17時(売り切れ次第終了)。水曜定休(祝日の場合は営業し、翌日休み)。駐車場は8台で、内宮前が道路規制で入れない場合も同店へ行くと伝えれば通してくれるという。
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