鳥羽の飲食店とチヌ釣り名人のWin-Winな関係-ランチ人気に

レストラン「かばかん」、チヌ釣り名人が釣り上げる答志島産の天然黒鯛のソテー。からし風味の和風ソース味。60センチの大物でも半身を贅沢に使用する。時には天然真鯛もメニューに?

レストラン「かばかん」、チヌ釣り名人が釣り上げる答志島産の天然黒鯛のソテー。からし風味の和風ソース味。60センチの大物でも半身を贅沢に使用する。時には天然真鯛もメニューに?

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 鳥羽市のレストラン「かばかん」(鳥羽市鳥羽、TEL 0599-25-4113)が、ランチで提供する天然黒鯛(くろだい)の料理が安くておいしいと評判を集めている。

天然黒鯛の料理、地元客にも評判でこれしか食べない客も

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 1985年創業で一昨年、ショッピングセンター「ハロー」内に移転した同店は、自家製創作スイーツやオールタイムランチメニューが地元客に人気のレストラン。旅館やホテルの女性従業員が休憩も兼ねて利用するという。

 話題のランチは、チヌ(黒鯛)を専門に釣る釣り名人「仙人」(ニックネーム)とその仲間「チーム仙人」から、その日に釣り上げた魚を直接譲り受け、その日のうちに下ごしらえし、「地元産魚を使用した料理」として提供する。仙人は名古屋出身、3歳の時から釣りを始め、全国各地で釣り経験を持つ。最終的に「チヌ釣り」にたどり着き、生涯で日本記録となる70センチ以上の大物を釣るのが目標だという。

 オーナーシェフの浜口久幸さんは「昨年6月、クーラーボックスいっぱいに黒鯛を抱えて店にやってきたのが仙人との最初の出会い。それ以来、仙人が鳥羽に来ると必ず食事をしてくれるようになり、釣り上げた魚を譲ってもらう代わりに食事をしてもらう関係になった」と振り返る。

 「仙人はチヌ釣りの名人の域を超えた名人という敬意を込めたニックネーム。仙人が釣りに行くと必ず大物を釣り上げて持ってきてくれる。先日は60センチオーバーの黒鯛を36枚持ってきたほど。黒鯛というとあまりおいしいという印象がないが、仙人は答志島(鳥羽市)のきれいな海で育った天然の黒鯛だけを持ってくるので身もしまり、臭みもなく、天然の『真鯛』に匹敵するほどおいしいので客からも評判がいい」と話す。

 「現在、仙人の指導のもと5、6人の釣り師が集った『チーム仙人』を結成。みんなが仙人レベルに達してくれれば食材の安定確保ができるので当店にとってもメリットが大きい(笑)。何よりも客と親密な関係になり楽しい会話ができることが一番。釣れる時もあれば釣れない時もあるので過度な期待をしてしまうといけないが、釣れない時は大抵私が悪者になる(笑)。たまに真鯛を釣り上げ持ってきてくれることも」(浜口さん)とも。

 ランチメニューは時間に関係なくいつでも注文することができ、答志島産の天然黒鯛を使ったメニューと、豚または鳥肉の料理など合計4種類前後から選択し、サラダとごはんなどが付く。料金は700円。

 営業時間は9時~20時。第2・4木曜定休。

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