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伊勢志摩のビーチからビーチへ移動はヘリコプター 夏の新サービス

伊勢志摩のビーチからビーチへ移動はヘリコプター 夏の新サービス

伊勢志摩のビーチからビーチへ移動はヘリコプター 夏の新サービス

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 「田曽白浜」でカフェや宿泊施設の運営、スカイダイビング、ビーチスポーツなどのアクティビティーを提供する「伊勢志摩観光開発」(度会郡南伊勢町田曽浦)が8月15日から、志摩市の「御座白浜」と南伊勢町の「田曽白浜」をヘリコプターで結ぶ新しいサービスを開始した。

【その他の画像】ヘリコプターで約5キロ離れたプライベートビーチへ

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 伊勢志摩の魅力を国内外に発信するために設立した同社。2018(平成30)年、「田曽白浜」にヘリポートを設置し試験的にスカイダイビングを開始、2019(平成31)年から本格的にサービスを始め、同時に、ステーキカフェ「WOOD FIRE MEAT BEER(ウッドファイヤーミートビア)」や1棟貸しの宿泊施設・バケーションレンタル「TASO BEACH HOUSE(田曽ビーチハウス)」(3棟、計42人収容)などを整備。今年7月、グランピング施設「TASO FOREST CAMP(田曽フォレストキャンプ)」をオープンした。

 さらに、「御座白浜」にある老舗のキャンプ場を、グランピングテントなどを導入しリニューアルし「CAPE GOZA GOLDEN HILLS CAMP & RESORT(ケープ御座 ゴールデンヒルズ キャンプ&リゾート)」(志摩市志摩町、TEL 0599-77-6208)に、太平洋に面する「広の浜」が目の前に建つ旅館を103人まで収容可能な1棟貸しの宿泊施設・バケーションレンタル「WAGU BEACH HOUSE(和具ビーチハウス)」(同、TEL 0599-77-6208)に生まれ変わらせ、それぞれにヘリポートを新設。空と海からアプローチできる地域のブランドとして「伊勢志摩オーシャンエントランス」を展開する。

 「御座白浜」と「田曽白浜」をヘリポートで結ぶサービスは、「田曽白浜」で行っているさまざまなアクティビティー(伊勢志摩ダッキー、バナナボート、SUP、シーカヤック、スキムボード、シュノーケリング、水上トランポリン、ボルダリングなど)を自由に選んで遊ぶことができるサービス(3時間1人=1万円、田曽白浜宿泊施設利用者は8,000円)を、「ケープ御座」を利用した客に対しヘリコプターの送迎無料で2時間1人=1万円(4人から受付可能)で提供するもの。

 「御座白浜」と「田曽白浜」は直線距離で約5.3キロ。入り組んだ入り江が特徴のリアス海岸である志摩半島ならではの地形で、陸路では約37キロ、車で約1時間かかるところを、ヘリコプターなら離陸してから約3分で着く。

 15日にキャンプデビューしたという家族連れは「御座白浜で泳いでキャンプ場に戻ってくると、ヘリから人が降りてきた。どうしたら乗れるのかとスタッフに聞いたところ、田曽白浜に行けることが分かり、翌日申し込んだ。家族全員ヘリに乗るのも初めてで、子どもたちにはコロナでどこにも遊びに連れていけなかった。家族の夏のいい思い出になった」とほほ笑む。

 同社と「日本ヘリシスHD」(津市雲出鋼管町)の社長を兼務する稲田竜太さんは「我々はヘリコプターを使った航空運送事業者でもあるので、伊勢志摩エリアについても、まず先に空からのアプローチを考える。スカイダイビングについてもコロナの影響でニュージーランドからのインストラクターが入国できなくサービスできなかったが、近々再会できそうな状況になった。今後、これまでにない新たなリゾートの楽しみ方をご提案、ご提供することができれば」と話す。

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